庫裏(妙成寺)概要: 妙成寺庫裏は境内最古の建物で文禄年間(1593〜1596年)に建てられたもので前田家が庇護する前から存在していたと思われています。木造平屋建て、単層切妻、こけら葺、妻入、桁行9間、梁間5.6間で地方的特色が濃いことからも地元の大工が手がけたと思われています。長持や鴨居などには当時の技法が取り入れられ、簡素な間取りからも(床・書院・棚などが設けられていない。)時代的な背景が分かる貴重な建物と言えます。
妙成寺庫裏は室町時代末期に建てられた庫裏建築の遺構として大変貴重な事から昭和40年(1965)に国指定重要文化財に指定されています。
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