三十間長屋(金沢城)概要: 三十間長屋は宝暦9年(1759)に発生した金沢城の大火で焼失し、加賀藩13代藩主前田斉泰の時代安政5年(1858)に火薬庫として再建されました。二重二階多聞櫓、南面入母屋造、北面切妻造、鉛瓦葺、桁行26.5間、梁間3間、外壁は白漆喰で仕上げられ、腰壁は海鼠壁になっています。
西側には入母屋屋根の突出部、唐破風造の石落し、隠し狭間を設けるなど金沢城特有の実践的かつ秀麗な建物になっています。石川門、鶴丸倉庫とともに金沢城に残る数少ない遺構の1つで国指定重要文化財に指定されています。
|