東本願寺金沢別院(金沢市)概要: 東本願寺金沢別院は金沢市笠市町2番に境内を構えてる浄土真宗本願寺派の寺院です。金沢別院の創建は延元4年(1337)覚如上人が草庵を開いたのが始まりと伝えられています。当初は本源寺と称し、加能越三州の浄土真宗根本道場として、大きな影響力を持ち「御山」とも呼ばれていました。天文15年(1546)には現在の金沢城付近に金沢御堂(尾山御坊)建立し周辺地域の浄土真宗の拠点となりました。尾山御坊は一向一揆の拠点となり境内は城郭のように整備されていましたが天正8年(1580)、織田信長の加賀侵攻と一向一揆殲滅により佐久間盛政が派遣され、境内は尽く焼き尽くされました(御坊跡は佐久間盛政により金沢城が築かれました)。
天正11年(1583)、新たに領主となった前田利家は尾山御坊に寺地を与え再建、さらに慶長16年(1611)加賀藩2代藩主前田利常(前田家3代目当主)から現在地に寺領を与え境内が順次整備されます。宗派:浄土真宗本願寺派。本尊:阿弥陀如来。
金沢別院:上空画像
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