黄門橋(金沢市)概要: 黄門というと水戸黄門を思い出しますが、ここで言う黄門は加賀藩2代藩主前田利常(前田家3代目当主)のことです。中納言の位に付いた人を俗称で呼ぶそうで、中国の故事に倣っています。冬にいった為、滑り止めに茣蓙のようなものが上に敷いていましたが、1枚の石を2枚の石が重なって見えるように掘り込んでいます。このようにする事で立体感を出し、重厚に見せています。霞ヶ池の優雅な構成とは対象的で、野積みの石積みや植栽の密度、重厚な黄門橋は本当の自然の中を歩いているような雰囲気にさせます。園内の中では最も密度の濃い空間の1つと言えそうです。
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