松月寺(金沢市)概要: 松月寺は石川県金沢市寺町5丁目に境内を構えている曹洞宗の寺院です。松月寺の創建は不詳ですが文禄2年(1593)、斉藤宗忠が白峰和尚を招いて越前掘井庄に開山したのが始まりと伝えられています。その後、野々市、守山(富山県高岡市)を経て金沢に入り、元和2年(1616)に現在地に移りました。
境内にある桜の巨木は、元々小松城(石川県小松市)植えてあったものを、小松城を隠居城とした加賀藩2代藩主前田利常(前田家3代目当主)が至岸和尚に与えたもので、桜の木の下を通る際は槍を下げるのが慣習化したと伝えられています。松月寺のヤマザクラは推定樹齢400年、樹高15m、幹周3.5m、昭和18年(1943)に国指定天然記念物に指定されています。
又、境内周辺は江戸時代の寺町の雰囲気が色濃い町並みが残されており名称「寺町台寺院群」として国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。山号:瑞亀山。宗派:曹洞宗。本尊:釈迦如来。
松月寺:上空画像
【 参考:文献等 】
・ 郷土資料事典-ふるさとの文化遺産-石川県-出版元:株式会社人文社
・ 現地案内板-金沢市
|
|