円光寺(中能登町)概要: 円光寺の創建は不詳ですが伝承によると奈良時代の養老年間(717〜724年)、泰澄大師(修験道の高僧)が近接する不動滝(境内から500m山奥に離れた場所にあり現在も7月7日に住職が祈祷を行っている。)の麓に草庵を設けたのが始まりと伝えられています。中世に入り、那智の熊野権現を勧請したことで熊野神社の別当、江戸時代には加賀八家の長家の菩提寺となり寺運も隆盛します。本尊は阿弥陀如来像で寺宝に藤原時代に製作された観音菩薩像と勢至菩薩像を所持、境内のキリシマツツジ(推定樹齢600年、総長13m、高さ3m)は貴重な事から昭和34年(1959)に中能登町指定天然記念物に指定されています。円光寺が管理する不動堂は北陸三十六不動霊場第11番札所。山号:熊野山。宗派:高野山真言宗。本尊:阿弥陀如来。
円光寺:上空画像
【 参考:文献等 】
・ 郷土資料事典-ふるさとの文化遺産-石川県-出版元:株式会社人文社
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