寺井山遺跡(能美市)概要: 寺井山遺跡には現在6基の古墳が確認され、消失したものを含めると少なくとも10基以上が存在したと推定されています。寺井山5号墳は弥生時代末期から古墳時代初期に築造されたと推定されるもので、直径20m、高さ1.7mの円形墳で幅5mの周溝を巡らしています。
石室などの埋葬施設が発見されず、頂部に祭壇施設のような形態が見られることから司祭施設の可能性があります。
隣接する寺井山6号墳は鉄刀、鉄剣、鉄鍬などが発見され、5号墳と6号墳が一体的に計画された首長墓と考えられています。寺井山遺跡は貴重な事から昭和45年(1970)に石川県指定史跡に指定され、さらに平成25年(2013)に名称「能美古墳群(寺井山古墳群・ 和田山古墳群・末寺山古墳群・秋常山古墳群・西山古墳群)」として国指定史跡に指定されています。
寺井山遺跡:上空画像
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