能登記念館(珠洲市)概要: 桜井家は、佐渡島の地頭職本間家の分家・羽茂本間家の後裔と伝わる名家です。羽茂本間家は天正17年(1589)上杉景勝が佐渡島を統一すると一族のほとんどが討ち取られましたが子女が越中の桜井に逃れ喜兵衛家(後の桜井家)を興したそうです。その後、北方に移ると帰農し、江戸時代は肝煎りを勤める豪農となり、製塩業の許可を得ると揚浜製塩と漆掻きを家業として財を成します。現在の主屋は明治40年(1907)に建てられたもので、式台の間、客間、上座敷など当時の桜井家の繁栄が感じられます。
【 参考:文献等 】
・ 郷土資料事典-ふるさとの文化遺産-石川県-出版元:株式会社人文社
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