無限庵(加賀市)概要: 無限庵は石川県加賀市山中温泉下谷町に屋敷を構えています。無限庵は加賀藩の元家老である横山家(加賀八家:加賀藩の中で大名格である1万石以上の家老八家の事で横山家は国家老として3万石を領しました。)の分家が大正元年(1910)に建てられたと推定(大正元年の墨書)されるもので、当時の金沢の木造建築技術の粋を集めた名建築と言われました。武家屋敷の流れを主体としながら当時の近代的な要素を巧みに取り込んだ近代書院造りとして金沢でも話題になった程で横山家の盛時を偲ばせる遺構の1つです。
無限庵の内部は36畳の書院や20畳の次の間など広大かつ、床の間や床脇など繊細で格式のある造りになっています。その後、山中温泉の企業家新家家が買い取り現在地に移築、現在は無限庵として一般公開されています。無限庵は優れた近代和風建築の遺構として貴重な事から平成12年(2000)に石川県指定有形文化財に指定されています。
無限庵:上空画像
【 参考:サイト 】
・ 公式ホームページ
【 参考:文献等 】
・ 現地案内板-財団法人無限庵
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