三十番神堂(妙成寺)概要: 妙成寺三十番神堂は守護神30体が祀られていることから名づけられた御堂建築で、大阪の陣の際、加賀藩の戦勝祈願を行ったことから祈願堂とも呼ばれています。現在の本殿は慶長19年(1615)、京都にある北野天満宮から移築してきたと伝わる古建築物で三間社流造、こけら葺、桁行3間、張間2間、外壁は真壁造板張り、正面には軒唐破風付きの向拝が付いています。
三十番神堂は桃山文化を継承する神社本殿建築として貴重な存在で昭和25年(1950)に国指定重要文化財に指定されています。又、元々あった拝殿は明治6年(1873)に椎葉比盗_社に移築されました。現在の拝殿は木造平屋建て、入母屋、こけら葺き、正面軒唐破風付、平入、桁行3間、外壁は真壁造板張り、貴重な事から平成10年(1998)に石川県指定有形文化財に指定されています。
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