氷室(湯涌温泉)概要: 江戸時代、加賀藩は雪水を江戸城まで運び徳川将軍に献上していました。その為、1月に地中に雪を詰め込みその上に藁葺きの小屋を設ける事で保冷し、6月にその雪を取り出していました。廃藩置県後は主に生活での天然冷蔵庫として利用されてきましたが、家庭に冷蔵庫が普及するとその役目も終わりました。
近年、江戸時代に行われた禁中行事(旧暦6月1日に宮中で氷室の節会が行われていました。氷室の節会とは氷室に保存された氷を宮中で食す行事の事で暑気払いの意味がありました。民間ではこの時期に氷を得られなかった事から寒餅や凍餅を食したそうです。)を再興され、氷室(間口3m・奥行4m・深さ2.5m)も復元されました。
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