白銀屋(山代温泉)概要: 白銀屋は江戸時代初期の寛永元年(1624)に創業した老舗旅館で、山代温泉唯一当時の面影を残しています。現在の建物は江戸時代後期の文政年間(1818〜1830年)に建てられたもので木造2階建、切妻、平入り、桟瓦葺、建築面積520u、両端には本ウダツが掲げられ、外壁は朱色に塗られ正面にはべんがら格子を嵌め込むなど印象深い景観を持っています。
内部にもふんだんに良材を使用し随所に加賀建築の技術の高さを感じることが出来ます。白銀屋旅館本館は江戸時代後期に建てられた旅館建築の遺構で「再現することが容易でないもの」として本館、渡り廊下(明治時代建築、木造平屋建、切妻、桟瓦葺、建築面積16u)、茶室(明治時代建築、木造平屋建、切妻、桟瓦葺、建築面積49u、書院風、内部漆塗仕上げ)が平成11年(1999)に国登録有形文化財に登録されています。
白銀屋:上空画像
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