珠洲市(歴史)概要: 珠洲市には永禅寺山古墳群や鈴内横穴古墳群、岩坂横穴古墳群などが点在し規模からすると大豪族的な支配階級はいなかったものの高度で地方色富んだ文化があったと思われます。
平安時代に入ると荘園開発が進み12世紀半ばには能登最大級の荘園である若山荘が成立し、日野家がその領主になると園内にある法住寺や春日神社を庇護し支配権を確立していきます。
鎌倉時代に入ると地頭職も定められますが形骸化し、引き続き日野氏の支配が続き、室町時代に入ると将軍家と姻戚関係を結ぶことでさらに権力が広大しました。
室町時代中期になると、能登国守護代の遊佐氏が直接支配するようになり、天正5年(1577)、上杉謙信によって七尾城が落城し畠山氏が滅びると織田家家臣である前田家が能登国の領主となり、江戸時代は加賀藩に属しました。
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