鶴丸倉庫(金沢城)概要: 案内板によると「 嘉永元年(1848)に建て替えられた武具土蔵で、石川門、三十間長屋とともに城内に残る藩政期の数少ない建物の1つ。全国の城郭内土蔵の中でも最大であり、腰の石貼りや窓回りなど意匠的にも優れた遺構として、平成20年(2008)に国の重要文化財に指定された。明治以降、軍隊の被服倉庫などとして利用・修理されているが、基本構造は創建時のままである。」とあります。
金沢城鶴丸倉庫は土蔵造2階建て、切妻、妻入、桟瓦葺、外壁は白漆喰で仕上げられ、腰壁は石張りになっています。加賀藩の大工山本勝左衛門が弘化4年(1847)に着工して翌嘉永元年(1848)に竣工させたもので文献から武具蔵で利用された事が明確に記されている極めて貴重な存在といえます。
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