旧金沢陸軍兵器兵支廠兵器庫

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旧金沢陸軍兵器兵支廠兵器庫（金沢市）概要：　旧金沢陸軍兵器兵支廠兵器庫は石川県金沢市出羽町３丁目に位置しています。この建物は第１棟が大正３年（１９１４）、第２棟が大正２年（１９１３）、第３棟が明治４２年（１９０９）に金沢陸軍兵器兵支廠器庫として建てられたもので、煉瓦造２階建て、切妻、桟瓦葺き、長さ８５ｍ～９０ｍ、外壁側に柱を出し、１階と２階の間には蛇腹が見られます。

外観は用途が兵器庫の為に凝った意匠が廃された簡素なものですが、アーチ状の開口部や棟飾り、バットレス状の柱など当時の洋風建築の要素が見られます。

昭和２１年（１９４６）から金沢美術工芸専門学校の校舎として転用され、昭和６１年（１９８６）から石川県立歴史博物館として再利用されています。当時の大型洋風煉瓦造の建物として大変貴重な存在で平成２年（１９９０）に国指定重要文化財に指定されています。

石川県立歴史博物館：上空画像

【参考：文献等】
・郷土資料事典-ふるさとの文化遺産-石川県-出版元:株式会社人文社
・現地案内板-石川県

石川県立歴史博物館：ストリートビュー

旧金沢陸軍兵器兵支廠兵器庫：写真


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