鐘楼(妙成寺)概要: 妙成寺鐘楼は寛永2年(1625)に建てられた建物で、入母屋、こけら葺、桁行3間、梁間2間、1層部分には袴腰が付いています。創建当時から日蓮宗寺院の伽藍配置の一角を占める重要な建物で、組物の意匠だけでなく屋根の軒出の長さと下層部の袴の反りや広がりの対比など全体的に均整がとれた優美な鐘楼建築の代表とされます。
妙成寺鐘楼は江戸時代初期に建てられた鐘楼建築の遺構として大変貴重な事から昭和25年(1950)に国指定重要文化財に指定されています。又、鐘は無銘ですが目録書に享保14年(1729)に鋳造されたと思われる記述があります。
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