本堂(妙成寺)概要: 妙成寺本堂は加賀藩2代藩主前田利常(前田家3代目当主)が生母寿福院のため慶長9年(1604)に建てた建物で木造平屋建て、単層入母屋、こけら葺、平入、桁行5間、梁間5間、正面1間向拝付き、外壁は真壁造板張り。
棟梁は前田家御用大工坂上又三郎(五重塔の棟梁坂上越後守嘉紹と同一人物とされる。)で桃山文化を継承する壮麗な建築です。内部には一塔両尊と四菩薩、四天王が祀られ、扁額は佐々木志津摩の筆とされます。妙成寺本堂は江戸時代初期に建てられた御堂建築の遺構として大変貴重な事から昭和25年(1950)に国指定重要文化財に指定されています。
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