不動滝(中能登町)概要: 不動滝は熊野川の上流三尾山の断崖にある高さ約20m、幅約3mの滝で、案内板によると「 不動滝は約1300年前に、白山を開山した泰澄大師が開いたと伝えられています。元来は熊野滝と呼ばれましたが、滝の近くに不動尊が祀られていたことから不動滝とも呼ばれ、かつては石動山修験者の荒行の場として栄えました。昭和33年に町の名勝として指定。毎年7月5日には滝開きの祭事が盛大に行われています。」とあります。信仰の中心となっていた不動堂は木造平屋建て、切妻、桟瓦葺き、平入、桁行2間、正面1間向拝付き、北陸不動霊場第十一番札所。不動堂の前には「厄除け錫杖」が置かれ、「南無不動明王」と唱えて3度振ると、身体が浄化するそうです。近接して熊野神社や別当寺院の円光寺の宗教施設があり古くから信仰の対象になっていたと思われます。現在でも毎年7月5日には円光寺の住職等が無病無災と家内安全を祈願して不動滝で滝行が行われています。
井田不動滝:上空画像
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