多川家住宅(白山市)概要: 多川家は加賀藩家臣も務めた旧家で他藩では大庄屋にあたる十村役を担い、幕末から明治にかけて肝煎役を歴任した豪農です。
現在の主屋は天正年間(1573〜1593年)に作庭された庭園を一部残しながら明治時代末期から大正時代に建てかえられたもので、当時の当地方の建築様式を伝えるものです。
多川家住宅主屋は木造2階建、切妻、妻入、外壁は真壁造、白漆喰仕上げ、建築面積337u、格式が高く、式台付きの玄関や大広間(20畳)、座敷などが配されています。外観は大屋根の妻面が正面にし、真壁造りにする事で柱や梁だけでなく細かな、束や貫などを外壁側に現しとした所謂「アズマダチ」で石川県や富山県などよく見られる民家形式を継承しています。
多川家住宅主屋は大正時代に建てられた豪農建築の遺構として貴重で「造形の規範となっているもの」との理由から平成16年(2004)に国登録有形文化財に登録されています。又、約1200坪の屋敷内には切妻、桟瓦葺の長屋門や塗屋造の土蔵などが配され当時の豪農屋敷の姿が留められています。
現在は"加賀藩千石預り肝煎役(庄屋)の館 多川家"として内部公開され加賀藩主前田家からの拝領品の品々や古文書、美術品、民俗資料などが展示されています。
多川家住宅:上空画像
長屋門を簡単に説明した動画
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