手取川古戦場(白山市)概要: 手取川古戦場は石川県白山市湊町に位置し現在の白山市呉竹文庫前に石碑が建てられています。天正5年(1577)9月23日、この地で上杉謙信2万と柴田勝家を総大将とする織田軍七尾城奪還先発隊1万8千が戦ったとされます。9月15日、当初、七尾城攻略に手間取っていた謙信でしたが城主畠山家家臣の遊佐続光、温井景隆らが謀反を起こし上杉方に付いた為、七尾城は落城しました。七尾城落城前に畠山家家臣長氏から救援を受けていた織田信長は先発隊1万8千と本隊3万を北陸地方に派遣しました。9月18日、その情報を得た謙信は密かに七尾城を出て南下し織田軍の進軍に対します。それに対し、織田軍は羽柴秀吉が離陣するなど足並みがそろわず、直前まで七尾城の落城を知らなかったようです。9月23日、織田軍は手取川を越えた所で万全に陣を敷いていた上杉軍に気付き撤退を反ししましたが追撃を受け、増水した手取川に阻まれ1000人の戦死者を出す大敗北となりました。
手取川古戦場:上空画像
【 参考:文献等 】
・ 現地案内碑-美川町教育委員会
|
|