本誓寺(白山市)概要: 本誓寺の創建は奈良時代の養老年間(717〜724年)に泰澄大師が開山したのが始まりと伝えられています。当時は天台宗の寺院で無量寺と称していましたが承元元年(1207)に親鸞の教義に感化され、浄土真宗に改宗し本誓寺に改称しています。
創建当初は現在の相木町付近に境内を構えていましたが戦国時代に領主である鏑木氏と結びつき一向一揆に参加、一揆が殲滅されると一時越前国大野に逃れ、その後現在に移ってきています。
正面の山門は加賀藩重臣で加賀八家の長家の広式門(寛政12年:1800年建築・切妻、桟瓦葺き、三間一戸、潜戸付)をた明治14年(1881)頃に譲り受け移築した武家屋敷門で貴重な事から昭和42年(1967)に白山市指定文化財に指定されています。
本誓寺は寺宝が多く、大般若経巻第二百四十九和銅五年十一月五日長屋王願経が国指定重要文化財に、版本三帖和讃並正信念仏偈がそれぞれ石川県指定文化財に指定されています。
紙本墨書足利義氏書状、紙本墨書顕如上人書状、紙本墨書五事毘婆沙論巻第一(残巻)、永享版選擇本願念佛集、絹本著色聖徳太子絵伝、絹本著色蓮如上人寿像附蓮如紙牌、絹本著色旅装聖徳太子像がそれぞれ白山市指定文化財に指定されています。山号:坂本山。宗派:浄土真宗大谷派。
本誓寺:上空画像
薬医門を簡単に説明した動画
【 参考:文献等 】
・ 現地案内板-白山市・白山市教育委員会
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