白山市(歴史)概要: 白山市は縄文時代中期の遺跡である舟岡山遺跡で見られるように古くから人が生活するに適した場所でした。平安時代に入ると各地に荘園が成立し中でも東大寺領横江荘荘家跡では数多くの建物跡や土器などが発見されています。
白山市のシンボルとも言える白山の信仰も次第に盛んになり養老元年(717)には泰澄和尚が白山を登拝すると翌年には山頂付近に白山比盗_社の奥宮を創建しています。平安時代に入ると益々信仰が拡がり、白山の登拝口には加賀馬場が設けられ白山比盗_社がその信仰の中心になっていきました。
中世に入ると一向宗が次第に広がり加賀国では領主が形骸化し事実上一向宗徒が運営する自治国のような存在となりましたが、加賀侵攻を図る織田信長の対立し鳥越城が最後の拠点となり大きな争いになりました。
江戸時代に入ると加賀藩に属し、特に本吉は加賀随一の湊として重要視され藩の年貢米の集積や海産物、木材などが北前船で全国へと運ばれていきました。
その後、明治5年に成立した石川県の県庁が本吉に設置され県内の中心地となりましたが、1年後に金沢に移され、さらに交通網の整備や港の近代化などで衰微していきました。
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