腰巻地蔵(志賀町)概要: 腰巻地蔵は石川県羽咋郡志賀町福浦港に位置しています。 腰巻地蔵は案内板によると「 芸者オイチが船頭に恋し、船頭の船出を止めようとする一念から岬の地蔵の所に行きふと己の腰巻を地蔵に打掛けたところ忽ちに荒天となり、船は帰港して長逗留することができたといわれています。」とあります。野口雨情は「能登の福浦の腰巻地蔵は、けさも出船をまた止めた」と記しています。腰巻地蔵が建立されている地は日本海が一望出来る景勝地です。福浦湊は明治時代に交通網が発達する以前は北前船の寄港地と栄え、多くの遊女や船乗りとの間にあったであろう恋愛物語の一つとして語り継がれています。腰巻地蔵に隣接してる福浦灯台は明治9年(1876)に建てられた旧福浦灯台(石川県指定史跡)に代わって昭和27年(1952)に当地に建てられ、付近を航行する船舶や漁船の目印になっています(現在の灯台は昭和59年:1984年に建築)。
腰巻地蔵:上空画像
【 参考:文献等 】
・ 現地案内板-海上保安庁・燈光会・日本財団
・ 現地案内板-志賀町
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