龍護寺(志賀町)概要: 金谷山龍護寺は石川県羽咋郡志賀町酒見門前に境内を構えている曹洞宗の寺院です。龍護寺の創建は室町時代の応永元年(1394)実峰良秀禅師が開基したのが始まりと伝えられています。この地は当時、周辺に悪事を働いていた竜の住処(池)で、良秀禅師が竜を静めると池を埋め立て堂宇を建立したそうです。
寺宝である木造薬師如来坐像は平安時代中期に製作されたと推定されるもので像高120cm、一木背刳、添木式、彫眼、宝永3年(1706)に中川吉右衛門良秋が修理、意匠に優れ、保存状態が良く貴重な事から昭和44年(1969)に石川県指定文化財に指定されています。
境内にある梵鐘は"龍護寺の晩鐘"として富来八景の1つ。能登三十三観音霊場第二十五番礼所に選定され広く信仰されています。能登七福神霊場:福禄寿。山号:金谷山。宗派:曹洞宗。本尊:釈迦如来。
龍護寺:上空画像
【 参考:文献等 】
・ 郷土資料事典-ふるさとの文化遺産-石川県-出版元:株式会社人文社
|
|