義経の舟隠し(能登金剛)概要: 義経の舟隠しは石川県羽咋郡志賀町前浜に位置しています。義経の舟隠しは能登半島にある能登金剛の名所の一つです。
案内板によると「 文治2年、兄・頼朝の厳しい追手から逃れる義経と弁慶が、奥州へ下る途中に折からの海難を避けるため、入江に48隻の舟を隠したと伝えられる岩場です。」とあります。
源義経が京都から奥州平泉(現在の岩手県平泉町)への逃避経路の正式な記録が無く不明ですが、室町時代に制作されたと思われる「義経記」には日本海側を経路として表現されている為、日本海側には数多くの義経伝説が残され、「義経の舟隠し」もその一つとなっています。
ただし「義経記」は軍記物と言われる史料価値が少なく、義経が没後数百年たってから記されている為、事実が反映されている可能性は低いとされます。ただ、この地に立って見ると、少なくとも3方が崖地で人目にも付きにくく船を隠すには持って来いの地形で、伝説が発生した事も頷けます。
義経の舟隠し:上空画像
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