能登金剛(能登半島)概要: 能登金剛は志賀町福浦港から深谷の関野鼻までの約30キロを指し能登半島国定公園の中でも景勝地として知られています。安山岩質の火成岩が海食により奇形奇岩の岩壁を形成し朝鮮半島有数の景勝地、金剛山にも匹敵するところから能登金剛と名づけられました。
延長30キロの間には厳門(幅6m、高さ15m、奥行60mの洞門)、鷹の巣山(高さ約50mの塔状の巨岩)、(源義経が碁で楽しんだとも)、機具岩(夫婦岩、能登二見の別称)、関野鼻(かぶと岩、義経一太刀岩、弁慶二太刀岩など)、ヤセの断崖(標高35m、ゼロの焦点の舞台)、義経の舟隠し(源義経が舟を隠した伝承)などの景勝地の他にも数多くの点在し見所の多い海岸です。
能登金剛に伝わる伝承によると源義経、弁慶の一行が兄・源頼朝の追手に追われ、奥州平泉(現在の岩手県平泉町)に向かう途中、この地に立ち寄ったとされ、周辺には義経縁の地(義経の舟隠し・基盤島・かぶと岩・義経一太刀岩・弁慶二太刀岩・義経の隠れ洞窟など)が数多く点在しています。
又、能登金剛は松本清張の小説「ゼロの焦点」(昭和33年:1958年から昭和35年:1960年まで江戸川乱歩主催の雑誌「宝石」に掲載、昭和34年:1949年に光文社から刊行。昭和36年:1961年に映画化になった際、能登金剛・ヤセの断崖が最高潮の場面として描かれた。)の舞台となったことで、多くの観光客が訪れています。
能登金剛:上空画像
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