来生寺(小松市)概要: 藤園山来生寺は石川県小松市園町に境内を構えている真宗大谷派の寺院です。来生寺の創建は室町時代中期とされ、当初は天台宗を教えとしていましたが、天文年間(1532〜1555年)に浄土真宗に改宗しています。
来生寺の山門は明治5年(1872)に小松城が取り壊しの際、鰻橋御門を移築したものです。入母屋、本瓦葺、桁行7間、梁間2.5間、長屋門形式で、基礎は石積み、腰壁は板張り、外壁は白漆喰で仕上げられ、中央の扉は幅8尺(2.64m)で、向かって左側に幅5尺(1.65m)のくぐり戸が付いています。
来生寺山門は小松城の数少ない遺構の1つで貴重な事から昭和38年(1963)に小松市指定文化財に指定されています。境内には本堂の他に文政3年(1820)の経堂(宝形造、桟瓦葺、塗屋造、白漆喰仕上げ)があり内部には阿弥陀如来像と黄檗板の一切経を収納している八角形廻転式の書棚があります。山号:藤園山。宗派:真宗大谷派。本尊:阿弥陀如来。
来生寺:上空画像
長屋門を簡単に説明した動画
【 参考:文献等 】
・ 現地案内板-小松市教育委員会
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