燈明寺(山中温泉)概要: 黒谷山燈明寺は石川県加賀市山中温泉栄町に境内を構えている浄土真宗大谷派の寺院です。蓮如上人が吉崎御坊(福井県あわら市)に滞在中、山中温泉に湯治に訪れた際の旧跡と御文書を筆したと伝えられています。
伝承によると文明5年(1473)、黒谷城の城主である富樫政昭の招きで蓮如上人が城内の庵を拠点として湯治をしていた際、何故「浄土真宗」が「一向宗」と呼ばれるのかを上人に質問すると「一向専念無量寿仏」の教えを一帖目第十五通(御文書)にまとめ説教すると、それに感化された政昭は弟子となり燈明寺を創建したと伝えられています。
燈明寺本堂は木造平屋建て、入母屋、桟瓦葺き、平入、桁行7間、正面1間向拝付き、外壁は真壁造り白漆喰仕上げ、内陣には本尊となる阿弥陀如来像が安置されています。鐘楼は切妻、桟瓦葺き、外壁は柱のみの吹き放し。山号:黒谷山。宗派:浄土真宗大谷派。本尊:阿弥陀如来。
燈明寺:上空画像
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