加賀市： 加佐ノ岬（加佐岬）

加佐ノ岬（加佐岬）概要：　加佐ノ岬は延長３５キロにおよぶ加賀海岸のうちで最も日本海に突き出た岬です。石川県全体に見ても能登半島以外は唯一の目立った海岸の異形で海上交通関係者や漁師達から目印とされました。

岬の先端には昭和２５年（１９５０）に加佐岬灯台（無人灯台）が設置され更なる目印となり加佐ノ岬の象徴にもなっています。

特に隣接する明治前半まで北前船の寄港地として栄えた橋立漁港関係者には必要不可欠な存在でした。先端は海食によって軽石質砂石が侵食された２０〜３０ｍの断崖が続き、周囲には小さな岩島が海面から顔を出しています。現在は自然遊歩道や駐車場など整備され海水浴場や釣り場として多くの人達が利用しています。

又、度々テレビドラマなどのロケ地にもなり「 霜月は　虹生れ易し　加佐岬 」と刻まれた句碑が建立されています。加佐ノ岬は越前加賀海岸国定公園に含まれています。

【 参考：文献等 】 ・ 郷土資料事典-ふるさとの文化遺産-石川県-出版元:株式会社人文社 ・ 現地案内板-環境庁・石川県 ・ 現地案内板-石川県