九の里薬師堂(能登町)概要: 本尊の銅造如来及両脇侍像は白鳳期(7世紀後半)に製作されたと推定されたもので、像総高31.8センチ、重量15.0キログラムの金銅仏です。一般的な薬師三尊像とは異なり左の脇侍には宝瓶が、右の脇侍には頭上に化仏が設えられているところから三尊像の形態が確定する前の古い時代に制作されたものと考えられます。韓国の通度寺金銅阿弥陀三尊像とも異なり、渡来人がこの地で製作したと推定されています。銅造如来及両脇侍像は意匠に優れ、保存状態も良く大変貴重な事から昭和60年(1985)に国指定重要文化財に指定されています。能登十二薬師霊場第10番札所。
【 参考:文献等 】
・ 現地案内板-文化庁・能登町教育委員会
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