郷土館(能登町)概要: この建物は、輪島市町野町にあった旧農家を遠島山公園(棚木城跡)に移築したものです。江戸時代末期に建築されたもので、木造2階建て(1部3階建て)、入母屋、茅葺、3方に桟瓦葺きの下屋庇、間口24m、奥行き18m、建築面積304u、外壁は真壁造り、白漆喰仕上げ、腰壁は下見板張り縦押縁押え、正面2階には町屋建築で見られる虫子窓が連続して設けられ、反対側には格子戸が嵌めこまれています。内部には茶室や座敷、仏間、庭園側には縁側を廻すなど当時の豪農建築の生活ぶりが窺えます。現在は能登町の郷土館として一般公開されの能登地方の農機具、漁具、生活民具、古美術品など多くの資料品が展示されています。
【 参考:文献等 】
・ 郷土資料事典-ふるさとの文化遺産-石川県-出版元:株式会社人文社
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